あなたは「サイコメトリー」という言葉を知っていますか?
スピリチュアル起業家やそれを目指す人は聞いたことがある人も多いかもしれません。
サイコメトリーとは、物体に触れることで、そこに残された人の記憶や感情を読み取るという超能力の一種です。
この能力を持つ人はサイコメトラーと呼ばれていますが、この呼称は人気漫画「サイコメトラーEIJI」から広まった造語です。
この漫画はサイコメトリー能力を持つ不良高校生が警視庁の刑事と協力して難事件を解決していくミステリー漫画作品です。
サイコメトリー能力は科学的な証明はされておらず根拠はないものですが、心霊考古学や夢占いなど広く使われています。
例えば、古代遺跡や遺品に触れて、その時代の人々がどのように暮らしていたのか、どんな思いを持っていたのか知ることができたり、自分の夢に出てきた物や人に触れ、その意味やメッセージを読み解くことができます。
この記事ではサイコメトリーの歴史や特徴、活用方法などを紹介します。
スピリチュアル起業家やそれを目指している人にとってサイコメトリーは有効な能力の一つと言えます。
サイコメトリーの歴史
サイコメトリーの起源はとても古く、その期限は古代エジプトやギリシャにまで遡ることができます。
古代の神官や占い師は物体に触れてその持ち主の運命や性格を占ったり、過去や未来の出来事を予言したりしていたと言われています。
現代的な意味でのサイコメトリー能力は19世紀にアメリカの神智学者ジョセフ・バックスターが提唱したと言われています。
彼は物体に触れることで、その物体と関係する人や場所、事象など様々な情報を受け取ることができる、と主張しました。
実際にサイコメトリーは当時から多くの研究者や霊能力者によって実践されてきました。
有名な例を挙げるとするなら、エドガー・ケイシーは写真や手紙に触れて、その人の健康状態や治療方法を診断したり、前世や来世を見通したりしたと言われています。
またハーリッヒは物体に触れて、その物体が関係する事件の詳細を描写することができたり、犯人の特徴や居場所を特定したりできたとされています。
サイコメトリーは20世紀になっても注目され続けました。
第二次世界大戦中には、ナチスがサイコメトラーを利用した、という噂が出るほどです。
ナチスは敵国の指導者や軍事施設の写真などに触れて、その動向や弱点などを探ろうとしていた、と言われています。
もちろん21世紀現在もサイコメトリーは多くの人に注目され、興味を持たれています。
映画やドラマ、漫画の題材にも使われており、代表的な映画作品は「シックス・センス」でしょう。
映画「シックス・センス」では少年が死者の物品に触れてその死因を探るシーンもあります。
また冒頭でも紹介した「サイコメトラーEIJI」もサイコメトリーを題材とした代表的な漫画と言えるでしょう。
サイコメトリーの特徴
サイコメトリーの最大の特徴はもう何度も書いていますが、物体に触れ、そこに残された人の記憶や感情を読み取る能力です。
この能力は、物体と関係する人や場所や事象のエネルギーを感知することにより発動します。
例えば、誰かの指輪に触れると、その指輪をプレゼントした人や受け取った人の愛情や喜びを知ることができます。
反対に誰かが殺された刃物に触れると、その刃物で殺された人の恐怖心や悲しみが伝わったり、殺した人の怒りや後悔を知ることができたりします。
サイコメトリー能力の種類
しかし一口にサイコメトリーと言ってもその感じ方や見え方には種類があります。
- 視覚的に見えるタイプ
物体に関する情報が映像や何かの象徴して目に浮かびます。
物体に残った人の記憶や感情を具体的な映像で見ることができる人もいれば、色彩や象徴など抽象的に見ることができる人もいます。
- 聴覚的に聞こえるタイプ
聴覚的に聞こえるタイプは物体に触れたときに、その物体が持つ人の記憶や感情が音声や音楽のように耳に響きます。
例えばラジオを聞いているかのように鮮明に耳に聞こえる人もいますし、断片的な音声であったり、物音や効果音、音楽として抽象的に聞こえる人もいます。
- 直感的に感じるタイプ
直感的に感じるタイプは少し説明が難しいですが、その物体に触れたときに、その物体が持つ人の記憶や感情が心に入り、共感することができます。
例えば触れた物体の持つ記憶や感情が「悲しい」というものであったら、自分自身も「悲しい」という感情を共有するのです。
サイコメトリーの応用
サイコメトリー能力は発達したら物体だけではなく様々なモノの記憶や感情を読み取ることができます。
例えば場所や空気にも適用できると言われており、事件現場の現場検証やオーラ鑑定などで使われることがあります。
また現場検証では事件現場や遺体に触れて、その事件の経緯や犯人の特徴を探ることができます。
オーラ鑑定には人のオーラやチャクラに触れることにより、その人の性格や運勢や健康状態を判断することができます。
サイコメトリーの欠点
とても万能なサイコメトリー能力ですがいくつか欠点があります。
それは能力を制御できないことや、強い想いに影響されたりすることがある、ということです。
能力を制御できない場合は何かに触れるたびに無意識にサイコメトリー能力を発動してしまい、頭が混乱したり疲弊したりします。
強い想いに影響される場合は、何か触れたものの持ち主の意志や願望に引きずられてしまい、自分の判断力や行動力が低下したりします。
サイコメトリーの活用方法
サイコメトリー能力はスピリチュアル起業家やそれを目指す人にとって有効な能力と言えます。
この能力を持っている人の活用方法を紹介します。
- 前世・来世診断
サイコメトリー能力を使って、自分や他者の過去や未来を知ることができます。
例えば、自分の思い入れの強いものや、自分のオーラに触れることで前世や来世を見ることができたり、それにより自分の魂の目的や使命を理解したりすることができます。
これは他者にも応用可能で、対象の人の写真や手紙、オーラに触れて前世や来世、その人の魂の目的や使命を見ることができます。
- 悩みや問題解決
サイコメトリー能力を使うことにより、対象の人がどのような問題や悩みを抱えているのか見ることができますし、それにより解決方法や原因を探ることもできます。
例えば自分自身の悩みや問題にも有効で、自分の日記やメモに触れることで自分の真の悩みや問題を知ることができ、それにより原因や解決方法を探ることができます。
他者も同様です。
- 人間関係の相性診断
サイコメトリー能力を使うことで、対象に人の性格や好みなどを知ることができるため人間関係や恋愛での相性診断に役に立ちます。
もちろん自分と相性が良い人を見つけることもできますし、他者同士の相性を見てあげることもできます。
- エネルギーの付与や浄化
サイコメトリー能力を上手く活用できれば、対象の人やモノに対してエネルギーを与えることができるようになります。
もちろん対象の人やモノに触れることで、対象のエネルギーを浄化することも可能になります。
- 自己啓発
サイコメトリー能力を使って、自分の才能や魅力を発見したり、自己啓発やスキルアップに役立てたりすることができます。
例えば、自分の本や筆記用具に触れて、自分の得意なジャンルや表現方法を知ったり、他人の本や筆記用具に触れて、その人の学び方や書き方を学んだりすることができます。
これによって、自分や他人の才能に対する発見力や学習力を高めることができます。
以上がサイコメトリー能力についての解説となります。
もちろん全ての人がこの能力を持っているわけではないですが、知っておいて損はないですし、実際に自身が持つサイコメトリー能力を使って起業している人もいます。