あなたはタルパという言葉を知っていますか?
もしかするとスピリチュアル起業家やそれを目指している人、スピリチュアル好きな人ならば聞いたことがある言葉かもしれません。
タルパとは、自分の心の中で作り出した存在や物体のことです。
タルパはチベット仏教の伝統的な瞑想法の一つで、僧侶たちは自分の精神力を高めるためにタルパを作っていたと言われています。
タルパは仏教の教えに基づいた様々な形をとることができ、僧侶たちはタルパと対話したり、教えを受けたりすることができました。
タルパは20世紀初頭に神智学という思想運動によって西洋に紹介されました。
神智学は東洋の宗教や哲学を取り入れて、人間の霊的な進化を目指すことを主張していました。
神智学者たちはタルパを「思念形態」と呼び、自分の意志で作り出したり、他人に見せたりすることができると考えられていました。
現代でタルパは、イマジナリーフレンドの一種として認識されています。
イマジナリーフレンドとは、子供や一部の大人が自分の想像力で作り出した友達のことです。
イマジナリーフレンドは自分の感情の欲求を表現したり、社会的なスキルを磨いたりするのに役立つと言われています。
タルパはイマジナリーフレンドと似ていますが、タルパは自分自身とは別の意識や自律神経を持つと言われています。
タルパは自分のコントロールを超えて行動したり、自分に知らないことを教えたりすることができると言われています。
以上がタルパの概要となります。
タルパは自分の精神的な力で作り出した存在であり物体です。
チベット仏教から神智学を経て現代に伝わった概念です。
タルパはイマジナリーフレンドと似ていますが、タルパは自分自身とは別の意識や自律性を持つ、と言われています。
コンテンツ
タルパを作るメリット
それではタルパを作ることで得られるメリットとはなんでしょうか。
タルパを作ることで自分の理想の人間や動物を心の中に具現化することができます。
タルパの外見や性格、声や名前などは自分で自由に設定することができます。
さらにタルパとどのような関係になりたいか、というのも自分で決めることができ、友達や恋人、家族やペット、師匠や相談相手などになることができます。
自分の味方になってくれる
タルパを作ることで、自分だけの味方になってくれる存在を得ることができます。
タルパは自分の感情や考えを理解してくれたり、励ましてくれたり、時には忠告してくれたりします。
そしてタルパは自分の悩みや秘密を共有してくれたり、自分自身の夢や目標を応援してくれたりすることもありますよ。
よってタルパは自分の孤独や不安を和らげ、自分の自信や幸福感を高めてくれる存在と言えます。
自分の潜在意識を掘り起こすことができる
タルパを作ることで、自分の潜在意識を掘り起こすことができます。
タルパは自分とは別の視点を持ち、別の知識を持っていることがあります。
そのためタルパは自分には気づかなかったことを教えてくれたり、自分に新しいことを学ばせてくれたりします。
よってタルパは自分の創造力や記憶力、集中力などを向上させてくれたり、自分自身の思考や感覚を拡張してくれたりします。
以上がタルパを作ることで得られるメリットの一部です。
タルパを作ることで自分の理想の人間や動物を具現化できるということや、性格や関係性も自由に設定できるということが分かりましたね。
またタルパは自分だけの味方になってくれたり、潜在意識を掘り起こしてくれるというメリットもあります。
タルパの種類について
それでは次にタルパの種類について紹介します。
タルパには様々な種類があり、一般的に創造型、邂逅型、発生型、生誕型の四つに分類されると言われています。
それぞれの特徴や作り方の違いを以下に紹介します。
創造型
創造型のタルパは自分の意志でタルパを作ることを決めた人が作るとされるタルパです。
創造型のタルパは自分が望むようにタルパの外見や性格、声や名前などを設定できます。
また創造型のタルパは自分の想像力や集中力を駆使して、タルパとの対話や視覚化を繰り返すことでより明確に作ることができます。
そして創造型のタルパは自分のコントロール下にあると感じる人が多いです。
邂逅型
邂逅型のタルパは自分がタルパを作ろうと思っていなかった人が偶然に出会うタルパのことです。
邂逅型のタルパは自分の夢や瞑想、幻覚などの中で現れたり、自分の頭の中で聞こえたりします。
そして邂逅型のタルパは自分が設定したわけではないので、タルパの外見や性格、声や名前などは自分で決めることができず予想外のものであることもあります。
また邂逅型のタルパは自分のコントロールを超えていることがあると感じることが多いです。
発生型
発生型のタルパは自分がタルパを作るようと思った人が作ることができるタルパなのですが、自分自身が設定したものとは違うタルパになるタルパのことを意味します。
発生型のタルパは自分が最初に設定したタルパの外見や性格、声や名前などが変わったり、自分が意図していないタルパが現れたりします。
ですから発生型のタルパは自分自身の想像力や潜在意識の影響を受けることが多いと言われています。
生誕型
生誕型のタルパは自分がタルパを作ろうと思っていなかった人が作るタルパですが、自分が生まれた時から存在していたと感じられるタルパです。
生誕型のタルパは自分の一部や分身として認識されることが多く、タルパの外見や性格、声や名前などが自分に似ていたり、補完的だったりします。
生誕型のタルパは自分の人格や記憶の影響を受けることが多いです。
以上がタルパの種類の一部となります。
タルパは創造型、邂逅型、発生型、生誕型の四つに分類されますが、これらはあくまで一般的な分類にすぎず、タルパは個人によって異なると言われています。
タルパを作る危険性
タルパを作ることにはメリットがありますが、当然それと同時に危険性やリスクもあります。
簡単に消せない
タルパを作ることは、自分の中に新しい存在や物体を生み出すことができるのですが、それは一度作ったら簡単には消すことができない、ということを意味します。
タルパは自分とは別の意識や自律性を持つとされていますが、それはタルパが自分の意思に反して行動したり、性格や関係性が変わったりする可能性もあります。
そのためタルパは自分のコントロールを超えていると感じることも多く、それはタルパが自分に危害を加えたり、他人に悪影響を及ぼしたりする可能性を示唆しています。
精神的な健康や社会的な関係に影響がある
さらにタルパを作ることには、自分の精神的な県呼応や社会的な関係に影響が出る可能性があります。
タルパは自分だけの味方になってくれる存在ですが、それはタルパに依存してしまったり、現実と区別がつかなくなったりすることがある、ということを示唆しています。
タルパは自分の一部や分身として認識されることが多いですが、それはタルパが自分の人格や記憶を乗っ取ったり、多重人格になったりすることがある、ということを意味しています。
タルパは自分の創造力や潜在意識の影響を受けることが多いですが、それはタルパが自分の思考や感覚を歪めたり、暴走したりすることがあるのです。
以上がタルパを作るリスクや危険性の一部です。
この記事では、タルパの意味や歴史、メリット、種類、リスクなどを説明しました。
タルパを作ることは究極の一人遊びであるとも言えますが、それを楽しむためには自己管理や責任感が必要です。
タルパに興味がある人は、この記事を参考にして、タルパの世界に触れてみてください。