スピリチュアル起業家やそれを目指す人たちのほとんどが、自分自身の持つスピリチュアルな能力や魅力、知識を活かして人の幸せに貢献したいという強い思いを持っています。
しかしその思いだけではビジネスとして成り立たせることは難しく、スピリチュアル起業家には一般的な起業家とは異なる課題や困難があります。
その中でも特に注意すべきことが「思考パターン」です。
思考パターンとは、自分が物事を捉える視点や判断基準のことです。
その思考パターンは自分の行動や結果に大きく影響しますので、当然自分自身が持っているビジネスにも大きく影響します。
そこで今回はスピリチュアル起業家が避けるべき「思考パターン」4つとその克服方法を紹介します。
スピリチュアル起業家が避けるべき思考パターン
それでは早速スピリチュアル起業家が避けるべき思考パターンを紹介します。
どの思考パターンも身近にあるもので、誰でも陥りやすいものです。
「自分は大丈夫」と思わず、しっかり読んで対策していきたいものですね。
完璧主義
完璧主義とは自分や退任に対して高すぎる目標や基準、期待を持ち、それに達しないと不満や不安になる思考パターンのことです。
スピリチュアル起業家は自分自身の能力や提供しているサービスに対して高い自信やプライドを持っている傾向があり、それが完璧主義に繋がりやすいのです。
もちろん「完璧」を目指すのも大切なことですが、完璧主義に陥ると様々な問題を引き起こします。
それはまず「行動ができなくなる」ということです。
完璧主義者は周りの評価や反応に敏感になり、批判や否定に人よりも傷つきやすくなります。
そのため「最初から完璧でありたい」という気持ちが強くなり「とりあえずやってみよう」という思考ができません。
スピリチュアル起業家の多くが「とりあえずやってみる」という気持ちで挑戦し、挑戦しながら改善点を見つけよりよいものを作り上げている中で、完璧主義な思考を持っていると「最初から完璧な状態」を目指してしまうため他のスピリチュアル起業家よりも行動することができず成功を遠ざけてしまいます。
さらに自分よりも成功している人に嫉妬や劣等感を覚えやすくなり、最終的には自分の能力や価値が低く感じ、自己肯定感がなくなる結果になりかねません。
完璧主義を克服する方法
- 完璧よりも完了を意識する
物事に対して細かくこだわりすぎず、最善を尽くすことを意識しましょう。
何かを「完璧」にこなすことよりも、とりあえず物事を「完了させる」こととに重きを置くおとで「最善を尽くす」ことを優先的に考えられるようになります。
何かをやり遂げ最善を尽くすということは、自分自身の成功体験に繋がり自己肯定感を上げることもできます。
- 時間制限を設ける
物事を進めるときに時間を決めて、その時間内に終わらせるようにすると良いでしょう。
「時間がない」というプレッシャーで完璧さよりも効率や優先順位を考えるようになり、少しずつ完璧主義ではなくなっていきます。
- アドバイスをもらう
自分自身のことは案外気づきにくいものです。
なので周囲の人たちに自分の考え方や行動に偏りがないか、客観的なアドバイスを聞きましょう。
他人の視点から自分を見ることで、自分からは見えなかった自分自身の思考パターンに気が付きやすくなります。
- 相手の立場になって考える
自分が他人に対して必要以上に厳しい期待や要求を持っていないか、一度相手の立場になって考えてみることをおすすめします。
できるだけ相手に対して寛容で理解のある態度をとることによって、完璧主義ではなくなっていきます。
固定観念
固定観念とは、自分の持つ信念や価値観に固執し、他の可能性や視点、価値観を排除する思考パターンです。
スピリチュアル起業家は、自分の持つ能力やサービスに対して深い理解や経験を持っているのでそれが固定観念に繋がりやすいのです。
固定観念を強く持っていると自分の能力やサービスに対して創造性や柔軟性を失ってしまいます。
自分の持つ信念や価値観が正しいと思い込んでしまい、それ以外の考え方や方法を拒絶するのです。
そのため自分の能力やサービスに対して新しいアイデアや改善点を見つけることができません。
また自分の能力やサービスに対してお客様のニーズや市場の変化に対応できなくなります。
固定観念があると自分の信念や価値観が唯一無二と思い込み、それ以上の学びや気づきがありません。
固定観念をなくす方法
- 自分の思考に気づく
固定観念から脱する方法は自分自身が無意識のうちに決めつけていることに気が付くことです。
自分自身の思考を言葉にしたり、書き出してみたりすると自分の思考パターンに気づくことができます。
- 理由を探る
自分自身の思考パターンに気づくことができたら、次は「なぜ自分がそうした固定観念を持ってしまったのか」と理由について考えましょう。
固定観念を持ってしまった原因が分かれば対策することができます。
現実逃避
現実逃避とは現実に向き合わないで夢や妄想にふけることです。
スピリチュアル起業家は高い目標や視点を持っておりますが、それが現実逃避になってしまうことがあります。
現実逃避をすることにより、自分自身の状況を正しく判断することができなくなり、ビジネスの計画を立てることもできず、行動や実行することさえもできなくなります。
また現実逃避している人の特徴として、現実を突きつけられるデータや指標を見ることを苦手とし、現状を正しく把握できません。
そのため常に不安や恐怖を感じ、最終的には自信を失い、スピリチュアル起業を断念せざるを得ない結果になります。
現実逃避を克服する方法
- 現実を受け入れる
現実を受け入れることができないから現実逃避をしてしまっているのですが、やはり結局は現実を見なければ先に進むことはできません。
現実から目を背けずに、自分の状況や結果を素直に見つめましょう。
現実は変えられないものではなく、これからいくらでも自分次第で変えることができます。
- 目標を明確にする
高い目標を持つことは悪いことではなく、人によっては向上心を高めることに繋がります。
しかし高い目標だけを持つことは現実逃避の原因になりかねません。
目標や自分の描いている未来を具体的にし、達成するための現実的なプランを考えましょう。
被害者意識
被害者意識とは、自分のせいではなく何でも他人や環境のせいにする思考のことです。
例えば「もっと時間があれば成功できたのに」「親が良い学校に行かせてくれたらよかったのに」などなど自分がトラブルや問題、失敗にぶつかったときに、ついつい他人や環境のせいにしてませんか?
被害者意識を持つことは、反省や改善ができずそれ以上の成長ができません。
また周囲からの評価を受け入れることができず、結果として周囲からの信頼を失うことにもなります。
被害者意識の克服方法
- 自分の責任を認める
今自分自身がおかれている状況や環境、結果は自分自身の思考や行動にとって作られています。
他の誰でもなく「自分自身」の行いの結果なのでまずはそれを受け入れましょう。
誰かのせいにしたとしても、それは責任を転嫁しているだけであり、何の成長や学びに繋がりません。
- ポジティブになる
被害者意識を持っている人は、いつも不満を抱えている傾向があり自然とネガティブな思考を持ってしまっています。
ですので意図的に思考をポジティブにしていくことが大切です。
自分自身がおかれている状況や環境を別の角度から見て、良い面を見つけたり感謝をしたりすることでポジティブになっていきます。
まとめ
以上がスピリチュアル起業家が避けるべき「思考パターン」4つと克服方法です。
今回紹介した思考パターンは、自分でも気が付かないうちに陥っていることが多いのです。
しかしそれに気づき克服していくことでスピリチュアル起業家はビジネスで成功し人の幸せに貢献できるようになります。